著者紹介

吉田嗣義(よしだつぐよし)

1918年(大正7年)生まれ。 京都大学哲学科卒業。 岩手師範、千葉青年師範教授、大分県社会教育主事、大分県厚生部長代理 大分県社会福祉センター所長。 1975年大分県緒方町に社会福祉法人「任運社」。特別養護老人ホーム「任運荘」。 1978年身体障がい者療護施設「騰々舎」を設立。理事長、会長を努める。 寝たきりのお年寄りのおむつの随時交換、床ずれを作らない等「利用者本位」の施設運営の実践が認められ、毎日新聞社より「第27回毎日社会福祉顕彰」を受賞。 1997年6月死去

出版物紹介

下記出版物についてご入用の方は任運社出版委員会まで問い合わせください。

旅路の終わりで 本の画像

旅路の終わりで

高齢化時代を迎えて、その対応が急がれている時期に、現場からのこの貴重な記録は今後の対応に数々の示唆を与えるものであり、年寄りの心の壁に鋭く食い込んだ暖か味溢れるやり方に、大変感銘を深くしました。私は満87歳になりましたが、この書がより多くの人びとの目に触れ活かされることを念じています。 (茅 誠司:学士院会員・元東大総長) (1985年上梓)

定価1,200円 : 在庫なし

ふつうの暮らし ふつうのホーム 本の画像

ふつうの暮らし ふつうのホーム

任運荘を運営する吉田さんは、13年の実践記録を「ふつうの暮らし、ふつうのホーム」としてまとめた。全国の老人ホーム経営者の中でこの人ほど、はっきりモノを言う人は少ないだろう。現場を知らないとして、厚生省の元老人福祉課長にかみつき、苦労する寮母さんの話に涙する吉田さんは、「福祉の歴史に、野の文献として留めたい」としている。「ふつう」の意味の重さを、改めて私たちに問いかけている。(毎日新聞) (1988年上梓)

定価900円 : 在庫なし

老人ホームはいま 本の画像

老人ホームはいま 内容紹介(ホームと家族をむすぶミニコミ紙「老人ホームはいま」の欄をご覧ください)

大分の特養老人ホーム「任運荘」の、床ずれゼロ、寝たきり一人だけなどユニークな運動の数々をうちたてた園長の実践記録。 一般の人にとって、まだまだ未知の世界にとどまるホームのありのままをさらけだし、ホームの日常の出来事とそこを流れる哀歓、生涯の終末を待つさまざまな人生模様、さらに老人の財産状況まで、そのすべてを生き生きと描く。著者の多年にわたる福祉行政に従事の体験から、老人ホームの今後のあり方への貴重な提言をする。(1980年上梓)

定価1,400円 : 在庫なし

小さきものは 小さきままに 本の画像

小さきものは 小さきままに

特養老人ホーム「任運荘」は平成6年で開設20周年になります。 この20年を振り返り、これからの道を確かなものにするため、反省と決意を込めて著者が記したものです。(1994年上梓)

非売品

終わりよければ 本の画像

終わりよければ 内容紹介(ホームと家族を結ぶ結ぶミニコミ紙「終わりよければ」の欄をご覧くださいご覧ください)

いずれ訪れる人生の終着駅。その終わりよければすべていいのだ。 老齢社会とは、「弱りながら長生きする」と、いうことか。かつては、「弱って長生きする」ことはなかった。「弱って苦しんで長生きする」この現象を、どうしたらいいのだろう。 「老いとは何か?」を見詰め、福祉の在り方を根本的に問い直す現場からの実践報告。(1990年上梓)

定価1,800円 : 在庫有り

任運騰々(にうんとうとう) 本の画像

任運騰々(にうんとうとう)内容紹介(ホームと家族をむすぶミニコミ紙「任運騰々」の欄をご覧ください)

著名の「任運騰々」は、著者 吉田嗣義が敬愛した僧良寛の愛した言葉です。良寛和尚が生涯をかけて追求した、人間としての理想の生き方でもあります。人間は運命的な存在だが、運命に従いつつも、なお高らかに生きて行こうではないかという願いを込めて・・・。利用者本位の旗印を掲げ、特別養護老人ホームに「任運荘」、身体障がい者療護施設に「騰々舎」と名をつけました。この任運社の会長であった著者が地元紙の大分合同新聞夕刊「灯」欄に月一回の割で寄稿した158編を編集した本です。(1997年上梓)

定価700円 : 在庫有り

新・ふつうの暮らし ふつうのホーム 本の画像

新・ふつうの暮らし ふつうのホーム

これほど、老人福祉施設の在り方に真正面から、切り込んだ本は少ない。 お年寄りの介護に、智恵と汗を流してきた寮母さんたちの、生なましい実践記録。なかでも、白眉は、「国が老人に金をかけるのは、枯れ木に水をやるのと同じ」と決め付けた、厚生省の老人福祉課長の放言に、吉田さんが、猛然と、かみついた部分だ。(大分合同新聞) (1992年上梓)

定価1,500円 : 在庫有り